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OUR BUSINESS 事業紹介

LABORATORY 『研究』と開発

飼料は食品をつくるための大切な素材です。
伊藤忠飼料では飼料の研究・開発を通じて、食の新たな可能性を切り拓いています。

養鶏場で仕事をする様子

伊藤忠飼料研究所について

伊藤忠飼料研究所は、栃木県の那須塩原市に12.6ヘクタールという広大な敷地を有しており、その中で鶏・豚・牛の各畜種を飼育し、日々飼料・畜産物の研究開発やお客さまの技術的サポートなどを行っております。
また、分析技術チームでは、畜産物のおいしさの研究も力を入れており、最新かつ多種多様な分析アプローチで、おいしさの源を追求しています。

伊藤忠飼料研究所の様子

研究所を支える3つのチーム

「分析技術」「研究技術」「予防衛生」の3つのチームが、飼料の開発や家畜の飼養管理、食品の安心・安全に関わる研究や技術開発に取り組んでいます。

  • 卵

    分析技術

    お客さまの畜水産物のおいしさを、レーダーチャートで見える化するなど、独自の分析サービスを行っています。

    主な業務内容
    • おいしさ評価
    • 品質管理
    • 商品開発のための分析
    • おいしさ評価

      • 人(官能評価)+機器(理化学分析)を組み合わせることにより、おいしさを評価します。
      • おいしさの見える化を通してマッピングや商品の優位性を探索することで、商品開発や商品戦略、パンフレットの商品紹介の表示などに応用します。
      官能評価

      人の感覚を使って行う総合的な評価です。五味識別試験等の訓練を実施した評価者が、専用の施設で食品の見た目、食感、におい、味などの、強さの程度や嗜好性を評価します。

      官能評価
      理化学分析

      味覚センサーなどの機器を用いて様々な特徴(見た目、味、食感、匂い)を数値として算出します。官能特性を理化学分析数値を用いて評価します。

      理化学分析
      評価事例
      • 優位性の探索
        「豚肉Aと比べた豚肉Bの優位性」
      • 商品マッピング
        「いろんな豚肉のかたさ」

      など

    • 品質管理

      • 変わらない品質、高い安全性を実現するために原料、飼料、食品、堆肥などあらゆるものを分析します。
      • 輸入原料の先行サンプルの栄養価、安全性に関わる項目を分析し、使用の可否や最適な配合を設計できるようにします。
      品質管理
    • 商品開発のための分析

      • 新規原料や新たに開発した畜産物の栄養素分析などを実施します。
      • まだ世に無い飼料、畜産物の開発に必要なベース分析を行っています。
      商品開発のための分析
  • 養鶏場の飼育の様子

    研究技術

    試験農場を設け、鶏(採卵鶏・ブロイラー)や豚、牛を飼育し、飼料の配合や飼育管理の技術指導に活かしています。

    主な業務内容
    • 飼料の開発
    • 飼育技術のサポート
    • 最新の情報の集積
    • 飼料の開発

      • お客さまのあらゆるお悩みやご要望に合わせた、オリジナルの飼料を開発・提供しています。
      • 研究農場での試験を繰り返し、各畜種の特性に合わせた最適な飼料の開発に役立てています。
      飼料の開発
    • 技術的フォロー

      • 採卵鶏舎、ブロイラー舎、豚舎、牛舎で各畜種を飼育することで畜種ごとの最適な飼育環境や健康要因を研究・開発に役立てています。
      • お客さまに最適な飼育方法や効果的な飼料をご提案し、技術的ニーズに迅速かつ確実にお応えします。
      採卵鶏舎(2,000羽規模)

      採卵鶏舎(2,000羽規模)

      ブロイラー舎(3,000羽規模)

      ブロイラー舎(3,000羽規模)

      豚舎(400頭規模)

      豚舎(400頭規模)

      牛舎(70頭規模)

      牛舎(70頭規模)

    • 情報収集

      • 伊藤忠グループの広範囲なネットワークを通じて、国内外の最新の情報を網羅する情報基地として機能しています。
      • 常に最新かつ包括的なデータを蓄積し、畜水産飼料の分野における先進的な知見を提供することができます。
  • 予防衛生

    予防衛生

    動物の健康と食品の安全・衛生を守るため、日々研究をしています。

    主な業務内容
    • 予防のための衛生指導
    • 疾病の特定のための病気・細菌の検査
    • 食品衛生に関する諸業務
    • 予防のための衛生指導

      • 家畜の疾病を予防するためには日々の適切な飼育衛生管理が必要です。予防衛生には獣医が常駐し、家畜を健康に育てるための衛生指導を行っています。
      • 病気を予防し、家畜の健康を守ることで安全・安心な畜産物の生産につなげます。
      予防のための衛生指導
    • 疾病の特定のための病気・細菌の検査

      • 外部の農場から病理検査のために送られてきた検体の検査を行い、疾病を拡大させないようスピード感を持って疾病の特定を行います。
      • 厳重な防疫体制で、研究所内の汚染防止はもちろん、外部の農場に出向いた職員が外部の農場を汚染させることがないように厳しく管理されています。
      疾病の特定のための病気・細菌の検査
    • 食品衛生に関する諸業務

      • 安全で衛生的な食品を提供するため、食品・食材の細菌の有無や、各種有害物質等の検査・分析を行っています。
      • 食品・食材の賞味・消費期限や使用期限の設定や検証を行います。
      食品衛生に関する諸業務

伊藤忠飼料研究所 所在地

所在地 栃木県那須塩原市青木919
アクセス 東北新幹線、那須塩原駅下車 車で10分、東北自動車道、那須・板室ICから10分
設立 1973年(昭和48年)
敷地 全敷地12.6 ha (38,180坪)研究施設使用部分4.7 ha (14,240坪)